乙女の読書道

乙女の読書道

声優、歌手として活躍されている著者の初の読書エッセイ集。「本の雑誌」に連載中のブックレビュー「乙女の読書道」を中心に、「週刊プレイボーイ」で連載したコラムや読書日記を収録。巻末には父である池澤夏樹氏との父・娘対談も! 「私にとって読書は世界そのもの」と本への愛情がたっぷり詰まった1冊。

『乙女の読書道』というタイトル、文庫本を横に引き延ばしたようなサイズのソフトカバー、本がきっしりの半棚の前のキュートな池澤春菜さん。
なんとも魅力的な出で立ちの本!
なにやら可愛らしげな本の中身はというと、重度の活字の虫がSFについての愛を語りまくるブックガイド。
おまけにお父さま(池澤夏樹さん)まで登場するという、中身の濃ゆい一冊でした。

興味はあるものの、耳慣れない言葉に小難しいイメージを抱いてしまい、なかなか実際に読むに至らないSF。
書店でどうしようか迷っていたら、キュートな女の子が駆け寄ってきて熱烈おすすめしてくれる。
その情熱に若干腰が引け気味になりつつも、どっさり両手に山積みになった本たちをレジに…というような妄想を抱きながら読みました。
なにから読もうかなぁ。